誰が、どれだけ相続できるのでしょうか？

　相続とは、ある人が亡くなったときに、その人の財産（不動産や預貯金等のプラス財産と借金などのマイ

ナス財産）を継承することです。この場合、亡くなった人を被相続人、財産を継承する人を相続人といいま

す。誰がどれだけ相続できるかについては、民法という法律で定められています。民法で定められた相続

人を「法定相続人」といいます。誰がどれだけ相続するかを決めるには、まず、法定相続人の特定と遺言

の有無を確認する必要があります。

１．遺言がある場合

　　遺言にしたがって相続しますが、遺留分に注意してください。

２．遺言がない場合

　　・相続人全員の遺産分割協議もしたがって相続します。

　　・遺産分割協議をしない場合には、法定相続分にしたがって相続します。

３．法定相続人と法定相続分

＊　配偶者は、常に相続人となります。

＊　子には、実子はもちろん養子も含まれます。また、婚姻していない者との間に生まれた子は、父親が

  認知していれば父親の相続人となります。この場合、その子の相続分は婚姻した者との間に生まれた

  子の１／２となります。